花あそび 「花守日誌vol.5 秋のフラワーギフト」
開催日時 | 2020年10月14日(水) |
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講 師 | 原恵美さん(emigreenmoon) |
イベント日記
〜秋バージョンの花あそび花壇から『フラワーギフト第三弾』〜
日増しに秋も深まり、花あそび花壇では秋の草花が見ごろを迎えています。そのなかから選りすぐりの数種を使ってカフェボンさんにフラワーギフトをお届けしました。今回は「 秋色よくばりシュトラウス(花束) 」仕立てです。
花壇からチョイスしたのは、もっか花盛りのマリーゴールド①やアマランサス②、マツムシソウなど5種類。
(花期は過ぎたけど、シルバーリーフが綺麗なシロタエギク③は今回も使います。)
そして、前回に引き続き、花壇以外からパッシブタウンで旬の実もの・花ものを5種類ほど。
(水路沿いに咲いているヒガンバナ④、今年もたわわに実ったムラサキシキブ⑤、隣りの藍あそび花壇からタデアイ⑥、その他にも斑入りの葉が綺麗なハツユキカズラ、すでに紅葉が始まっているナツハゼといったラインナップです。)
持ち帰った花材はさっそく「水揚げ」。お花たちを長持ちさせるためには欠かせない処理です。ここでたっぷりと水分を吸い上げさせます。
水揚げの方法はいくつかありますが、もっとも一般的なのは「水切り」です。やり方は読んで字のごとく水中で花材の最下部をハサミやナイフなどで切ります。なぜ水中で切るかというと、理由は二つあります。
◇切り口から空気の侵入を防ぐ
〜切り口から空気が入ると、植物の水の通り道である導管に気泡が入って水の移動が滞ってしまうからです。
◇切り口の乾燥を防ぐ
〜乾くと水を吸い上げる力が弱まってしまうからです。
水切りをした花材はそのまま水の中に半日ほど置きます。
水揚げの処理を済ませたあとは、花材を1本1本束ねてシュトラウスを形づくっていきます。すべてを束ねたら胴部分をかるく縛って固定し、花器に入れた際に安定するように茎の最下部の長さを切り揃えます。
最後は用意した花器に入れて完成です。
今回はシンプルに白磁。カフェボンさんのテーブルに合わせて楕円形にしてみました。ご興味のある方は是非店内でご覧ください。
そして、ご自宅のお庭に咲いている草花を摘んで、今回のようなシュトラウスもトライしてみてください。育てる楽しみと飾る楽しみの両方を味わって、植物生活を満喫してみませんか♡
by emigreenmoon
ー 花材リスト ー
❶アマランサス ❷シロタエギク ❸マツムシソウ ❹ミューレンベルギア ❺マリーゴールド ❻ナツハゼ ❼ムラサキシキブ ❽ハツユキカズラ ❾ヒガンバナ ❿タデアイ